黒のセドリック

猫派代表

ポランスキーの「おとなのけんか」観た

戦場のピアニストで有名な監督。シネマ・クレールにて公開初日に鑑賞。今作、元は舞台らしい。だから、マンションの室内だけで話が進む。「24」みたく、作中流れてる時間と上映時間が一致してる。

話は、子供同士が喧嘩して、片方が怪我を負ってしまい、怪我させた子供の親が怪我した子供の親の家(上記のマンション)に謝罪に行った所から話が始まる。詳しくは観て欲しいんだけど、とにかく「ささいな一言」がきっかけでどんどん気まずい空気になっていく。その状況がどんどん笑えてくる。

これは何かに似てるなと思ったら、「東京03」のコントだ。あれも「空気」自体で笑わそうとしている。「実際に起こり得る状況」で笑わせる、というのも共通している。03好きなら間違い無くハマる。まあ、彼ら自体が「演劇」に近いコントをやってるだけ、とも言えるかもしれないが。

そういえば「ほら、電車が見えるよ~」って「十二人の怒れる男(同じく「作中時間=上映時間」モノの名作)」のオマージュかと思ったけど、どうなんだろうか。とにかくオススメ。「気まずい空気」あるいは「揉め事」が好き!って人(あんま公言したくないだろうけど・・)は絶対観たほうがいい。